新型コロナウイルスによる外出自粛によって、プラモデルの売れ行きが好調なようです。
私も久しぶりにガンプラを作っているのですが、それを見ていた小学校低学年の息子もプラモデルを作ってみたいと言い出しました(^^)
さすがにガンプラは無理なので、息子の「はじめてのプラモデル」としてこれをチョイスしました。
【バンダイ】エントリーグレード3+
仮面ライダーゼロワン ライジングホッパー
定価1100円(税込)
実売価格800~900円くらい
私も模型歴40年。しかも特撮ヒーロー好きです。
このゼロワン、ずっと気になっていたのですが、大人が買うもんじゃないし・・・とためらっていました。
でも
「プラモデルは知育玩具だ!子供のためだ!」
と自分に言い訳しながら買ってしまいました。
とにかくこのプラモデルはスゴイです!
天下のバンダイが作っているだけあって、大人が買っても十分満足できるクオリティなんです。
【バンダイ】エントリーグレード+3
バンダイのエントリーグレード+3は、2020年3月から発売が開始された新しいシリーズです。
「+3」は、「対象年齢3歳以上」という意味です。
バンダイの技術と本気を感じるプラモデルです。
道具が無くても素手でつくれる!
さっそく箱から出してみました。
さすがバンダイ、多色成型されています。
説明書は子供向けにわかりやすく作られています。でも3歳児にはどうかなぁ・・・
まあこのくらいの部品数なら、説明書が無くても問題なく組めますね。
普通のプラモデルだと、部品を切り出すのにニッパーやハサミが必要ですが、なんとエントリーグレードは素手で部品がきれいに切り出せるのです。
さっそく息子が素手でパチパチと部品を切り出します。
親としてはできるだけ子供に刃物は使わせたくないですよね。
このエントリーグレードで驚いたこと。
それは素手で切り出した部品にゲート(ランナーとパーツをつないでいる部分)がほとんど残らないことです。
こちらが息子が乱雑に素手で切り出した頭部パーツです。
左のパーツ下部に少しだけゲートの跡が残っていますが、この程度です。
右のパーツなどゲート跡がまったく見つかりません!
バンダイが本気で子供向けプラモデルを作ったらこうなるんですね。(大人向けでもぜひやってほしい)
パチパチと切り出したパーツを組むときも、もちろん接着剤なんかいりません。(ガンプラも最近はそうなってますね)
これまたパチパチと、まるでパズルを組むように出来上がっていきます。
最後にデコレーションシールを貼るのですが、そこはつい手を出してしまいました。
エントリーグレードのデコレーションシールは紙でできたシールなので、一度貼ってしまうと剥がすのが難しそうです。やぶれそうです。
子供にはちょっと任せづらいかも・・・
そして10分程度であっさりと完成!
あっさり完成してしまいましたが、息子もモデラーデビューしました!
自分で作ったゼロワンにおおはしゃぎです(^^)
でも・・・パパも内心おおはしゃぎしてしまったのです。
脅威のハイクオリティ!
ライジングホッパーは全長16センチ。ウルトラマンのソフビとほぼ同じ大きさです。
缶コーヒーと並べるとこんなサイズ感です。
どうですか!このリアルで美しいフォルム!!
食玩「装動」シリーズのライジングホッパーと並べてみました。
左がエントリーグレード、右の小さい方が装動です。
装動も食玩とはいえかなりの出来ですが、直立不動状態であればエントリーグレードのリアルさには到底かないません。
私が一番感動したのは、イエロー部分の発色です。
写真じゃ伝えにくいですが、完璧な「蛍光」イエローです。
ライジングホッパーのフィギュアで一番大切なのは、このイエローの表現だと思っています。
プラスチック成型でここまで発色させるとは、さすがバンダイです。
そして目の部分はメタリックレッドです。細かいところにも手を抜いていません。
さらにこの黒の表現!
よく見るとわかると思いますが、黒のプラスチックだけでも3種類の表現をしているのです。
ツヤのある黒、ツヤの無い黒、エンボス加工した黒。
なんと塗装なしでここまでライダースーツを表現しているのです。
完成度が高すぎます。
ふたつの欠点
ただし、このエントリーグレードにも欠点がふたつあります。
ひとつは付属のシールが安っぽいこと。(子供向けプラモデルなので仕方ないですね)
もうひとつ。
装動みたいなポージングはできません。
稼働するのは、首と足首が少々、腕がわずかに開いてグルグル回せるだけとなっております。
膝も肘も股関節も動きません。ほぼ直立不動です。
子供ならこんなポージングで満足するかもしれませんが、大人はこんな「エイエイオー!」みたいなだっさいポージングはやりません笑
大人が買うべき理由
ポージングもできず、ただ直立不動するだけのエントリーグレード「ライジングホッパー」ですが、そのフォルムと緻密な表現、そしてイエロー部分の発色は本物です。
このエントリーグレードを「本格フィギュアのベース素材」と考えれば、大人モデラーでも十分楽しめるのではないかと思います。
付属のシールは安っぽいですが、本気で塗装をすれば高級リアルフィギュアに化けるポテンシャルがあります。
ほぼ可動しないけど、素材として極めてクオリティが高く、しかも安い。
モデラーの私にとって、これは子供向けプラモデルというより、大人向け本格フィギュアの素材にしか見えません。
子供のおもちゃはいつかは邪魔なガラクタになってしまうのですが、エントリーグレードはクオリティが高いので、いつまでも飾っておけますよ(^^)
さっそく使わせてみました。ゼロワンにお化粧しています。
とりあえずこんな感じになりました。
戦った、というより、普通に泥んこ遊びしただけのやんちゃなゼロワンになりました。
うーーーーーん・・・・私がやろうかな・・・
でも仮面ライダーってどんなに汚れても、変身解除してまた変身すれば元通りですよね。
エントリーグレード3+のラインナップ
エントリーグレードのおススメポイントをまとめます。
ではラインアップ紹介です。
エントリーグレートには対象年齢6歳以上の「エントリーグレード6+」というシリーズも展開されています。
まだ始まったばかりのバンダイの新シリーズ「エントリーグレード」ですが、今後の展開に親子共々ワクワクしています。
新型コロナウイルスで外出自粛となっている今、あのバンダイが本気で出してきた子供用プラモデル「エントリーグレード」を試してみてはいかがでしょうか?