「ギブ&ギブ」そんな都合のよい話ってあるのでしょうか?ただのキレイごとではないでしょうか? 「ギブ&テイク」で成り立っているビジネスにおいても「ギブ&ギブ」は誰でも簡単に実践することができます。 それはあなたの人生を、そしてビジネスを”必ず”成功に導くことでしょう。

 

部下7

ギブ&ギブなんてキレイごとでしょ

部下女5

やっぱ見返りは必要ですね

あなたもそう思っているのではないでしょうか?

たしかにその通りだと思います。

特にビジネスは「ギブ&テイク」で成り立っています。

企業は、お客様に商品やサービスを提供して、その対価を受け取ります。

そんなビジネスの現場は、人と人とのコミュニケーションで成り立っています。

ギブ&テイク」で成り立っているビジネス関係ではありますが、私は人と人とのコミュニケーションの中で「ギブ&ギブ」の精神を大切にし、日々実践しています。

ホリエモンこと堀江貴文さんもギブの人です。

信用を得るためには、相手と「ギブ&テイク」という関係性を築くだけでは足りない。「ギブ&ギブ」、おまけに「ギブ!」くらいの気構えが必要だ。相手に惜しみなく与える。見返りなど期待せず、相手の想像をはるかに超える何かを与えることこそが、信用を得る近道だ。

引用:NEWSポストセブン 堀江氏が語る仕事で成功する心得「ギブ&ギブおまけにギブ」

ギブ&ギブの精神を大切にすることによって人間関係は良好になり、さらには仕事が楽しくなって、結果的に成果も出るのです。

ギブアンドギブとは?

ギブ&ギブとは、見返りを期待せずに誰かに何かをしてあげることです。

他の表現であれば、

無償の愛
気前がいい
親心
奉仕

も同じ意味です。

ギブ&ギブの精神は私たちの日常にあふれています。

ただ、ビジネスにおいては利益を出さなければなりませんから、「見返りを期待しない」なんて許されるものではありません。

ビジネスはボランティアではありません。

では、ビジネスにおけるギブ&ギブ、つまり見返りを期待しないで見返りを得るなんてことが成り立つのでしょうか?

ギブアンドギブなんてあり得ない?

少し小難しい話をしますと、心理学で「返報性の法則(原理)」というものがあります。

人は何かしてもらったらお返しをしたくなるものだ、ということです。

ギブ&ギブなんてきれいごとだ

と考える人がいるのは、人間関係にはこの「返報性の法則」があるからです。

お返しがあることを知った上でギブすることは、ギブ&ギブ&テイクじゃないか

ということですね。

では、もしあなたがこの記事を読んで、

「私もギブ&ギブを実践してみよう!」

と思ったらどうでしょう?

幸せになれそう、ビジネスで成功しそう、という「下心」を持ってギブ&ギブを実践することにはならないでしょうか?

ギブ&ギブを実践したら自分の得になる

そう考えたら、これってギブ&テイクですよね。

だったらギブ&ギブって一体なんやねん!

という疑問が生まれるのは当然です。

さらには、

ギブ&ギブとか言う人間は偽善者でウソつきだ

となるわけですね。

ギブアンドギブは天然キャラ?

ギブ&ギブを実践し、幸せになっている人、仕事で成功している人は、

ギブするときにテイクを期待しません

人は何かしてあげたらお返しをしたくなるものだ、とういうのは、当然誰でもわかっています

子供でもわかることです。

「返報性の法則」を勉強したわけでもなく、人して普通にそういう感覚はみんな持っているはず。(よほどひねくれていない限り)

 

でもギブする人は、実際にギブする場面で、そんなことは考えません。

「そうした方がいい、自分はそうするべきだ」という本能に従いギブするのです。

それを偽善だとか下心があるはずだとか言うのは、あくまでその人の主観なので、言わせておけばいいかなと思います。

 

結局、ギブ&ギブを実践し成功している人の多くは、天然キャラなんじゃないかと思ってます。

あるいは人生のどこかでその大切さに気づきキャラ変したと。

元ZOZO社長の前澤さんがやっている「お金バラマキ企画」がありますよね。

金持ちぶりばかり注目されていますが、あの人がこれまでギブしてきたのはお金だけではないはずです。

きっとギブ&ギブの精神をもともと持っているキャラだからこそ、多くの人から信頼され、愛され、ビジネスで大成功しお金持ちになれたのだと思います。

前澤さんも天然キャラだと思います。

あなたのまわりにもこんな人いますよね?

 どこか行くたびにお土産たくさんくれる人
 「作りすぎちゃったから~」と料理をわけてくれる人
 飲み会でたくさん払ってくれる人
 頼まれたら断れない人

こんな人たちに、テイクの計算があるとは思えません。もともとそういうキャラなんです。

 

私の両親も典型的なこのタイプです。(でした。)

とにかくなんでも人にあげたがる、何かしたがるという、ちょっとめんどくさい人たち笑

子供の頃からそういう両親を見て育ちました。

中学生の頃に「ギブ&ギブ&ギブ」という言葉を思いつき、それを自分自身の座右の銘として今まで生きてきました。

誰でも実践できるギブアンドギブ!

ではギブ&ギブは天然キャラにしかできないのでしょうか?

この記事を読んだところで、どうしようもないのでしょうか?笑

 

大丈夫です。

ギブ&ギブの精神は、一部の天然キャラだけの特権ではありません。

私たちの心はギブ&ギブの精神であふれているのです。

家族や恋人への愛情
親友に対する友情
後輩に対する先輩愛
好きなアイドルへの情熱

誰しもそのような情は持っているはずです。

相手が人間だけとは限りません。

ペットへの愛情
好きなアニメキャラクターへの愛情
収集しているものへの愛着

もあります。

ペットに餌を与えて、何か見返りを求める人はいないと思います。

ただ、いつまでも元気でいてくれるだけで幸せですね。

 

そんな誰しもが持っているギブ&ギブの精神。

ビジネスの現場でも、それをちょっとだけ意識するだけで、実践は難しくないのです。

ギブアンドギブでビジネスを楽しく

繰り返しますが、ビジネスはボランティアではありません。

ビジネスはテイクがないと成り立ちません。

相手からよい条件を引き出したり、情報を得る、それはテイクです。

ではどうすればいいのか??

ビジネスにおいては、ギブ&ギブではなく、

ギブテイクギブ
テイクテイクギブ
ギブテイクギブ

つまり最後ギブで終わればいいだけです。

どこかにひとつでもテイクがあればビジネスは成立するのです。

そして、その最後のギブは、何もお金やモノである必要はありません。

ギブアンドギブの成功事例

実際に私が仕事で実践した事例を簡単にお話しましょう。

取引企業から、何かしらのモノやサービスを購入する場合。

もちろん私の立場では、少しでも安く買えればうれしいわけです。

取引企業をA社とします。

ギブ ⇒ A社に仕事を発注してあげる
テイク ⇒ 少しでも安く購入する

ギブ&テイクが成立しました。ビジネス成功です。

でもこれで終わりません。

もう一発最後にギブをかませます。

ギブ ⇒ A社に仕事を発注してあげる
テイク ⇒ 少しでも安く購入する
ギブ ⇒ A社に他の顧客を紹介する

ギブは他にもいろいろ考えられます。

A社の社長にA社営業マンの頑張りと感謝を伝える
A社のサービスの改善点をアドバイスしてあげる

お金やモノをギブするのではなく、行動や言葉を最後にギブすればいいのです。

安く買って終わり、ではなく、最後にA社のよろこぶことをチョンと付け足すだけです。

その小さな”チョン”が、後々に大きな成功をもたらすのです。

もっと重ねることもできます。

ギブ ⇒ A社に仕事を発注してあげる
テイク ⇒ 少しでも安く購入する
ギブ ⇒ A社に他の顧客を紹介する
テイク ⇒ さらにもっと安くしてもらう

ギブ ⇒ 次回の発注も約束してあげる

それだけのこと。簡単です。

A社の営業マンはどう思うでしょうか?

部下4

(買いたたかれちゃったけど^^;)
ご紹介ありがとうございました!
次も頑張ります!

笑顔でそう言えるのではないでしょうか?

こっちも安く買うことができた上に、感謝の言葉ももらってニッコリです。

この笑顔のループは無限に続き、自分も相手も、みんなを大きな成功に導いていくのです。

まとめ

とにかく最後はギブで終わる。

それは、

成功の無限ループ

を生み出します。

ぜひそれを続けてみてください。

見返りは期待せず、何も考えず、ただ続けてください。

自分の財産を分け与えるわけではありません。ちょっと気配りするだけです。

あなたは何も失いません。

最後にチョンとギブするだけでよいのです。

 

ある日あなたは気づくはずです。

自分がギブ&ギブの精神をそなえていることに。

きっとその時、仕事だけではなく、人生さえもより良く豊かなものに変わっていることでしょう!