知識・見識・胆識(たんしき)|ビジネスパーソンに必要な【三識】の教え【青葉の働き方】

ビジネスパーソンにぜひ知ってもらいたい名言があります。

知識・見識・胆識(たんしき)

です。

まとめて「三識」と呼ばれています。

意味は簡単です。先に軽く説明します。

知識・見識・胆識

見たり聞いたりして頭に入っただけの情報はただの【知識】です。
その知識が、経験や価値観によって自分なりの考え方になったもの、それが【見識】です。
その見識が、行動につながる「やる気」になったものが【胆識】

これだけのことです。この言葉の意味は、これだけ知っておけば十分です。

ただ、この言葉。

ビジネスの現場で使うと結構説得力があって、いろんなシーンで役に立つんです。

青葉

特に、後輩や部下に偉そうに説教したいとき笑

そんな自己満足に使うのもよいのですが、何より私は、知るだけじゃなくて、あなたに使ってもらいたいのです。

青葉

私のブログはあなたに「知識」ではなく「胆識」を提供します!

ほらね、なんかいろいろと使えそうな言葉でしょ?笑

ではもう少しだけ詳しく解説します。

知識・見識・胆識とは?

日本の陽明学者、安岡正篤氏(1898~1983年)の言葉です。
この安岡正篤氏、いろんな逸話のある方です。

政財界の大物たちが師と仰ぎ、日本の歩んできた道に大きな影響を与えた人物です。

しかも、「平成」の元号考案者だとも言われています。(諸説あり)

多くの書籍も出版されています。

ではあらためて、それぞれの意味をわかりやすく解説します。

知識

本を読んだり、ネットを見たりして、頭にただ記憶されるだけの情報を意味します。

安岡先生曰く

知識というものは、薄っぺらな大脳皮質の作用だけで得られます

見識

頭に記憶された知識が、個人の経験や考え方、人格によって見識へと変化します。
つまり、ただの知識が自分なりの理解や判断につながる見識になるということです。

例えば、

高齢者ドライバーの事故が多発している

というニュースを見たとします。

これは聞いただけの知識です。

真顔

うちの父親もそろそろ免許返納とか考えないといけないな

と考えた場合、これは見識です。

頭に入ってきたただの情報(知識)が、自分なりの考え(見識)に変化しました。

胆識(たんしき)

見識が、実行力と決断力を備えたとき、それは胆識になります。

真顔

父親に免許返納を相談してみようかな・・・

ここまではまだ見識です。

笑顔2

よし、明日父親に免許返納を相談してみよう!

これが胆識です。

自分なりの考え(見識)が、具体的な行動をする意思(胆識)に変わりました。

知識は見識に、見識は胆識に、昇華していくものだと言えます。

ビジネス現場における知識・見識・胆識

あなたのまわりにこんな人はいませんか?

とにかく頭がよくて知識も豊富だけど、ただそれだけの人

知識止まりの人です。便利な人ではありますが、ビジネスの現場に学者はいりません。

やたらと意見は言うけど何もしない評論家タイプの人

見識止まりの一番めんどくさいタイプ。まあでも他人に気づきを与えることもありますので、そこまで邪悪な存在ではありません笑

強いリーダーシップでバリバリ仕事をこなす人

こういった人が胆識を持ち合わせた人だといえます。他人はともかく、自分自身はこうありたいですね。

私の職場では、

知識の人 2割
見識の人 6割
胆識の人 2割

といった感じです。

まさに2:6:2の法則の通りです。

ただしこれは時と場合によってコロコロ変わります。

自分の担当業務においては「胆識の人」であっても、あまり関係ない仕事では「知識の人」や「見識の人」になることがあります。

営業マンはお客様を目の前にしたら、セールストークが止まりませんね。胆識を持っているからです。

ではもし、この営業マンが新製品開発メンバーに加わったときはどうでしょう?

彼は「知識」として、お客様の求めるものを知っていますが、実際に新製品を作るのは開発部や製造部のプロたちです。ここでは「知識の人」でしかありません。

青葉

なんでもかんでも「胆識の人」は、これはこれでめんどくさい笑

仕事と私生活でも、知識・見識・胆識のポジションは変わります。

会社ではボーっとしていても、趣味ではバリバリ活躍する人もいます。会社としてはちょっと困る存在ではありますが、本人にとってはそれもよい人生なのかもしれません。

知識・見識・胆識の使い方

ここまでで、この言葉の意味は十分ご理解いただけたと思います。

評論家みたいな部下を説教するときに使ってもよいと思います。

部下7

いいか?知識・見識・胆識って言葉があってだな・・・

素直な部下なら、ああ言いこといってる!と思ってくれるでしょう。かなりわかりやすくて説得力のある言葉なので、部下の記憶にも残りやすいと思います。

青葉

何よりこういう言葉を使って説教するのって気持ちいいですよね笑

私のおススメの使い方は、知識・見識・胆識を「指標」に使うことです。

私の実例をご紹介します。

以前、私が先生となって業界関係者に講義をさせていただく機会がありました。

全5回のコースだったのですが、私の講義をより効果的にするために毎回アンケートを取ったのです。

人に物事を教えるのはよいのですが、私は単に知識を与えるだけではおもしろくありません。

私は学者ではなく、ビジネスマンです。人に知識を与えるだけが仕事ではなく、人を動かすのが仕事です。

そのアンケートに、こんな設問を用意してみたのです。

アンケート

【知識】今日の勉強会で新たな知識は得られましたか?
【見識】今日の勉強会で得られた知識から、あなたなりの判断や決断を促す見識が得られましたか?
【胆識】今日の勉強会で得られた見識から、すぐに行動に移す自分をイメージできましたか?

これを5段階で評価してもらい、毎回私の講義を評価してもらいました。

毎回結果をチェックしました。多くの気づきを得ることができした。

青葉

今日は若手には知識、ベテランには胆識を多く与えることができたぞ


青葉

あら、今回は胆識が弱かったか・・・内容が難しすぎたかな・・・

参加者からも、この視点で講義を振り返ってみるのはとてもおもしろい、と大好評でした。

わが社でもこのアンケートを活用したい!という方もいらっしゃいました。

このように、知識・見識・胆識は、進化していくものなので、今どんな状態にあるのか?をチェックする「指標」として使うのはもってこいの言葉なのです。

あなたもぜひ活用してみてくださいね。

最後にもう一度言わせてください。

青葉

私のブログはあなたに「知識」ではなく「胆識」を提供します!