【実例】オーナー企業の特徴|この会社は大丈夫!?【青葉の働き方】

あなたの会社の社長はオーナー社長ですか?雇われ社長ですか?

今日のお話は、オーナー企業についてです。

オーナー企業の中には、こんな特徴のある企業がよく見受けられる

オーナー企業とのビジネスにおいて注意すべき点

について、お話します。

オーナー社長の企業に限らず、創業家が大株主で経営に大きな権限を持っている企業にもあてはまるかもしれません。

私は20年ほど経営コンサルタントのような仕事をしておりますので、世界中の大小様々な企業を訪問してきました。そういった企業の経営者の方々とも、いろいろとお話をさせていただく機会に恵まれています。

そこから得た気づきです。

青葉

あくまで私の経験による主観的な話です
その点はご了承ください!

本社社屋が豪勢

企業を訪問したとき、たまに驚かされることがあります。

「え?この企業規模で、こんな豪勢な本社ビル??」

そういうケースでは、ほとんどがオーナー社長なのです。

あくまで私の感覚ですが、このくらいの事業規模ならだいたいこんな本社、というイメージがあります。
私はこれまで無数の企業を訪問していますので、そのイメージが大きくはずれることはあまりありません。

ところが、あまり儲かっていない、あるいは、数年先が読めない経営環境なのに、

東京都心の一等地にオフィスを構えている

地方の田園地帯にポツンと大きな本社ビルがそびえ立っている

といった場合は、違和感を感じます。

良し悪しではなく、単なる違和感です。

一般的には、経営悪化で本社オフィスを家賃の安いエリアに移すケースなどはよくあります。
一見豪華な建物でも、実はリースだった、という話もあります。

きっとオーナー企業の豪勢な本社は、社長にとってお金に換算できない大切なものなんだろうと思います。

仕事柄、経営不振の企業の相談を受けることもありますが、相手がオーナー企業の場合は気をつかいます。
きっと、オーナー社長には、私のようなサラリーマンでは理解できない価値観があるんだと思います。
会社の経営数値だけを見て、そういうオーナーの大切なものに、土足で踏み込まないように注意しています。

とはいえ、度を超した豪勢さには、ビジネスマンとして不安を感じることもあります。

 

「この本社ロビーに飾っている絵画はおいくらですか?」

と聞いてみたい衝動を我慢するのです。

 

海外展開が早い

日本企業の海外拠点を訪問した際、

「うちは30年前からこの国に進出してます!」

と話を聞くことがあります。

その業界の中で、抜きんでて早くから海外進出している企業。
これもオーナー企業が多いです。

オーナーの意思決定ひとつで、リスクテイク。

まさに英断ですね。

海外進出するときは、石橋を叩きまくるのが一般的な企業だと思います。
利害関係者への説明や了解を得たり、競合企業の動向を探ったり、時間はかかります。
やっと進出してみたら、まわりは日本の競合企業だらけ、ということもあります。

また、日本企業は海外進出しても、同じ日本企業を相手に取引するケースが多いです。
大手メーカーが海外に出るときには、関連する資材メーカーも一緒に出るような感じですね。

ところが、オーナー企業は、進出先の現地企業と盛んに取引をしています。
日本の企業がまだ進出していないときに海外に出ているわけですから、当然ではありますが、さすがです。

早くから海外進出しながらも、現地企業とのビジネスに失敗し、早々に撤退したオーナー企業もありますが・・・

遅ればせながら海外進出した大企業としては、早くから現地でビジネスを成功させている企業の存在は大変ありがたいです。
様々なことを学ばせてもらえるからです。

 

取扱い製品が偏っている

オーナー企業の製品ラインナップは、かなり偏っているケースが見受けられます。
オーナーの意志が色濃く反映されているのでしょう。

たとえば、価格重視の汎用品よりも、高性能な製品に偏っているケースがよくあります。
また、従来作り続けた自社製品にこだわりすぎ、新製品開発が遅れている企業もあります。

あまりにも偏ったビジネスをしている企業は要注意です。

企業と企業の取引、特に製造業界においては、

長期安定取引

が基本です。

製品を売ったり買ったり取引をするのは、お客様によろこんでもらい、世の中をよくするための手段でしかありません。
製品を一発当てればよいのではなく、製品を通じて、継続的に、お客様の人生をより豊かにしていくのです。

高性能品だけでは、すべてのお客様によろこんでもらうことはできません。
価格重視のお客様もいるからです。

作りたいものを売るだけではなく、お客様が求めるものも売らなければビジネスになりません。
オーナーの意向が強すぎる場合、作りたいもの、こだわりのあるもの、に力を入れてしまいがちなのかもしれません。

また、将来のための新製品開発が遅れているケースも、長期安定取引という視点からは好ましくありません。
今作っている製品が、将来どうなるかわからないからです。
今は金属の部品が、数年後にはプラスチックの部品に置き換わっているかもしれません。

私の会社で、長期安定取引と言えば、少なくとも10年は継続して取引をします。
だから5年先どうなるかわからない企業とは取引はできません。

場当たり的な取引では、長期的によい関係が築けません。
それは長い目で見ると、お客様や世の中のためにはならないのです。

末永く一緒に世の中をよくしていくパートナーを探しているのです。

 

まとめ

オーナー社長の企業と新たに取引を始める場合は、社長のキャラや考え方を慎重に見極める必要があります。
オーナー社長本人だけではなく、社長を支える経営陣や管理職、従業員、社風も重要です。

長期的なパートナーとなり得るか?リスクはないか?

製品ラインナップにムラがあり、当たり外れのある企業と取引をするのは、自社がリスクを抱え込むことになります。

たとえ優れた社長だったとしても、病気や事故というリスクもあります。

オーナー社長が優れていればいるほど、社長を取り巻く経営陣はイマイチだったりします。
社長の言う通りにするだけで成功してきた経営陣が、社長不在となったときにどれだけやれるのか。
これもある意味リスクです。

そういう考え方が大企業病なんて言われるのかもしれませんが、すべてはお客様のためです。

私はビジネスマンとしては、オーナー社長を尊敬しています。
サラリーマンには想像もつかない努力を重ねて会社を経営されているのです。
常に孤独と戦い、明日どうなるかもわからない日々の中で成功している立派な方々です。

ただ、企業として見た場合は、あらゆるリスクを考えざるを得ないのです。

リスクばかり考えていても、凝り固まってしまいます。
優れたオーナーだからこそ、業界にイノベーションを引き起こす可能性もあります。

そういったリスクと可能性をしっかり見極めながら、オーナー企業とWin-Winとなる関係を作りたいですね。

 

あなたの会社の社長が、オーナー社長であったり、強い権限を持たれている場合は、

わが社はお客様に向かって真っすぐに歩いているのか?

をあらためて問い直してみてください。

 

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