【大手企業採用者の本音】転職者を受け入れる側の思いも聞いてほしい!|転職者の当たりハズレとは?【青葉の働き方】

「うちの中途採用はハズレだな」

「うちは当たりだったよ!」

転職者を受け入れた企業では、こんな会話がよく聞こえてきます。

当たりだとか、ハズレだとか、一大決心をして転職してきた方には失礼な話です。
でも、受け入れ企業としては、転職者にいろいろ期待しているだけに、どうしてもこんな会話をしてしまいます。

私の会社にも中途採用の転職者がたくさんいます。
この数年、全社的に中途採用を積極的に進めていて、私の職場も3分の1は転職者です。

今回の記事では、転職を就職考えている人に、転職者を受け入れる側の本音をお伝えします。

そんな本音を知っておくことは、転職活動や就職活動でも必ず役に立つはず!

私と同じように、転職者を受け入れる側の企業の方には、優秀な転職者を手放さないために、私が実践していることをお伝えします。

 

転職者の当たりハズレ

転職者の当たりハズレって何でしょう?

即戦力として仕事ができるかどうか!

うーん確かに・・・でも、仕事ができるかどうかはすぐには判断できませんよね。

会社が変わると、専門用語や仕事のやり方など、覚えることがたくさんあります。
私の感覚だと、1~2か月は、仕事ができるかどうかは判断しかねます。

だから、当たりハズレが話題になるときって、

話し方や立ち振る舞いといった、人としての印象がよいか悪いか

が判断基準になることが多いです。

 

一応面接はクリアして採用されたはずですが、印象が悪い転職者も少なくありません。

経歴がいくら立派でも、挨拶がちゃんとできない、なんてのは、まず社会人としてダメですよね。

 

私は身なりも重視しています。

髪の毛がボサボサだったり、スーツの着こなしがだらしないというのは、ハズレ感がありますね。
特に私の職場は調達部門なので、日々取引企業の方とお会いします。
若い担当者でも、取引企業の管理職や役員を相手に仕事をしています。
会社の看板を背負って、会社の代表として交渉をしているのですから、身なりをちゃんとするのも仕事のうちです。

当たり前ですが、身なりもちゃんとしていて、人としての印象もよい転職者は、職場に温かく迎えられます。

 

「そんなの当たり前でしょ!」

と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

ところがですね・・・

私の会社はメーカーなので、技術者の中途採用も多いんですよ。
というか、技術者がほしくてたまらない状況です。

だから身なりとか印象よりも、経験や頭脳を重視して採用することが多いんです。

そして、私の職場、調達部門。

これが文系と理系が入り混じった特殊な職場なんです。
会社によっては、理系で固めているところもあるようですが、うちはごちゃまぜ。
ちなみに私は経済学部卒のコテコテの文系です。

 

そんな職場に、技術者としての経験は豊富だけど、人付き合いが苦手、なんて人が、面接をクリアして放り込まれてくるのです。

一応、職種別採用になっているので、調達を希望して面接を受けていると思うのですが、調達は技術職、と思っている人が多いようです。

 

ところが、そうとも言えないのが調達の仕事です。

調達の仕事は、材料や部品、機械などを買う仕事なので、工学や化学といった技術的な知識が必要です。
また、商いや財務、経済に関する知識。
さらに、経営者と接することも多いため、人柄やビジネスマナーも求められます。

頭はいいけど、挨拶もまともにできない → ハズレ

となるわけです。

 

これってお互い不幸ですよね。

技術開発の部門に配属されれば大当たりだったかもしれないのに、調達に来てしまったばかりにハズレ扱い。
調達を希望するなら、もう少し勉強してから希望してもらいたいもんですし、うちの人事部も勉強不足。

理系で調達部門への転職を考えている人は、自分自身のキャラを考慮してくださいね。
人付き合いが苦手な人は、調達には行かない方が身のためです。

 

”当たり”の転職者に感じる不安

さて、運よく”当たり”の転職者が来た場合、職場としてはまずは大歓迎です。

「お!今回の転職者は当たりかな!」

 

でも、すぐに不安に襲われます。

「また転職するんじゃないか・・・」

 

特に外資系企業には、”ジョブホッパー”と呼ばれる人がたくさんいます。
転職を重ねることによってキャリアアップしていく人たちです。

私の知る限り、外資系メーカーの日本支社に勤務する人は、ほとんどが転職者ですね。
久しぶりに会ったときに、会社が変わっていたなんてしょっちゅうです。

余談ですが、外資でもアメリカの企業はジョブホッパーが多いように感じます。
一方、ドイツの企業は日本人がわりと長い間働いています。
転職してもう10年目です!なんて人が多いのがドイツの企業です。

まあ、それはそれでビジネスパーソンとしての生き方なので否定はしません。
でもうちは、コテコテの老舗日系メーカーです。
じっくりと人財育成をして、強い組織を作っていくのです。
せっかくうちに入ったのなら、定年までしっかり勤め上げてほしい、と願っています。

優秀だけどすぐに転職する人より、人並みの能力でいいから辞めない人

即戦力より、5年後10年後に役に立つ人材

がほしいのです。

 

そのために、充実した福利厚生や、教育システムがあるのです。

私の職場に来る転職者にも、当たりハズレはあります。

でも私にとっての真の当たりは、

辞めない人

です。

転職者を手放さない方法

職場に配属された転職者が当たりだろうとハズレだろうと、管理職はそれを使いこなしてなんぼです。

よほどの問題児でない限り、時間をかければある程度は教育で戦力化することが可能です。

 

でも辞められるのだけはどうしようもありません。

辞めさせないために私がしていること。

それは、

既婚者 → 会社の近くに不動産を買わせる

独身者 → 恋人を見つける

です。

私の会社は地方都市にあります。
多くの社員は、この町で結婚し、家族を持ち、家を建てて生活しています。

転職者をそこにハメるのです笑

 

ハメてしまえばこっちのもの。
後はじっくりと鍛え上げていけば、ほとんどの転職者は”当たり”になります。

 

既婚者で転職してくる人は、かなり悩んだあげく、一大決心をしています。
前の会社を辞めた理由もわりと明確です。
だからこそ、その理由をしっかりと聞いて、その転職者自身と家族のために、この一大決心が確実に成功するように、私は全力でサポートを約束します。

私の人脈はかなりのものがありますので、転職者の前の会社にこっそりヒアリングをかけることもあります。
そのヒアリングは、転職者の当たりハズレを判断するためではなく、この転職を成功させるためです。

どんな仕事ぶりだったか?
なぜ辞めたのか?
辞められた上司はどう感じているか?

といったことを聞いて、どうすればその転職者を成功に導けるかを考えます。
そして、キャリアプランを全力で一緒に考えて、5年10年先の成功のイメージを固めます。

このままこの会社で働いても、この先どうなるかわからない

という不安を感じて、うちに転職してくる人は多いです。
将来を一緒にイメージするだけでも、かなり不安を和らげることができます。

家族の話も積極的に聞いて、職場をあげていろんなアドバイスをします。
転職者本人だけでなく、家族みんなを心から歓迎します。

そして、家やマンションを買ってしまえばこっちのもの笑

あとはしっかりとキャリアプランに沿って育成し、家族含めて楽しい人生を提供するのです。

 

独身の若い転職者は、勢いで転職する人が多いです。
そういった転職者に対して私が願うのは、ジョブホッパーになってほしくない、ということです。
一度ジョブホッパーになってしまうと、その先何十年もそんな会社人生を歩むことが多いのです。
転職するたびに、辞める理由を探すようなビジネスパーソンになる危険があります。

ジョブホッパーで成功している人もいますが、転職を繰り返すたびに、キャリアダウンする若者もたくさんいます。

年功序列には否定的な意見も多いですが、私は日本人に向いた素晴らしい仕組みだと考えています。

だから、合コンをセットします笑

恋愛によって、この町を去りにくい、すなわち辞めにくい環境を作ります。

彼氏彼女がいる転職者は遠距離恋愛をしています。
お相手さんには申し訳ないですが、お構いなしに合コンに連れて行きます。

この町で、交際相手を見つけてくれれば、それすなわち”当たり”候補となるのです。

今も私の部下に、2名独身転職男子がいます。

どちらもイケメンで優秀な若者なので、これからが楽しみです。

 

まとめ

私は今の会社にある程度満足していますので、転職はしたことないし、する気もありません。
ま、会社がつぶれなければ・・・ですが・・・

一度だけ、ヘッドハントされたことがあるのですが、その時以外は一度も辞めようと思ったことはありません。

だから、転職について、どうこう口出しする立場にはありません。

転職を考える前に、今の職場でもっと頑張るべき

とか

嫌ならとっとと辞めて新しい人生を歩もう

とか

そんな話はよく聞きます。

 

どっちも正論だと思います。

転職は、自分の人生を自分で選択する、という当たり前の権利です。

 

ただ受け入れる側としては、

辞めない人が欲しい!

これだけは、声を大にして言いたいのです。